お肉おかずといってもねえ

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お肉 おかずが少ないんとちゃう。と我が家の若者がこそっとくちにする。二日続いて肴がでると、この言葉が出てくる。そんなつもりはない、こちらはお肉はたっぷり食べさしてるはずと、胸をそらせて見ても、本人が感じているのだから仕方がない、こうなった時の頼みの綱は牛すじ料理につきる。まずは、筋肉を買ってくる。それも、とんでもない量を買い込む。美味しい筋肉ほどかたい。炊くのに時間がかかる、だから、何べん分かをいっしょに炊いておこうという魂胆。で、その筋肉をだっかい鍋にどさっと入れ、家から出ないことを誓って火にかける。筋肉の部位によるが三時間くらいかかることがある。出来あっガたら、一辺分ごとにわけて、冷凍する。勿論、その日の分はちゃんとおいておく。それからが問題。筋肉を主役にするのはちょっとむつかしい。どて焼きという味噌煮込みは、主役というより、重たい箸おきという風情だし、串刺しにしても、おでんの一品にすぎない。こんなとき、活躍してくれるのが大根、乱切りにした大根と筋肉を甘辛い味で煮込む。こっちもたっぷり時間を掛けて。しょうがを入れることを忘れなかったら、言う事なし。しつこそうで、大根のおかげで、案外あっさりたべられる。この料理をみると、若者の表情がおっという顔になるから、おかしい。こちらは大根を美味しく食べているから文句はないし。この筋肉、カレーにしてもいいし、ビーフシチューとまでは言わないが、あの味付けもなかなかいけます。

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